7751 キャノン

カメラやプリンターでお馴染みのグローバル企業。
カメラレンズなど培った光学技術を用いてオフィス複合機やレーザープリンター、医療機器のX線やCT、MRI、防犯カメラ、半導体露光装置などいろんな分野で収益を上げている企業です。
キャノン 過去5年企業業績&株価
売上高 | 営業利益 | 純利益 | 配当(1株) | |
2020年 | 3兆1602億円 | 1105億円 | 833億円 | 80円 |
2021年 | 3兆5134億円 | 2819億円 | 2147億円 | 100円 |
2022年 | 4兆314億円 | 3534億円 | 2440億円 | 120円 |
2023年 | 4兆1810億円 | 3754億円 | 2645億円 | 140円 |
2024年 | 4兆5098億円 | 4449億円 | 1600億円 | 155円 |
2025年(予想) | 4兆7360億円 | 5190億円 | 3640億円 | 160円 |
2025年通期(修正) | 4兆6500億円 (-860億円) | 4660億円 (-530億円) | 3330億円 (-310億円) | 160円 |
過去5年の業績を見ると2020年のコロナ禍以降業績は、増収、増益、増配のトリプル増でしたが、2024年はウクライナ情勢や中国の景気減速懸念から海外の医療機器事業が1651億円のれん損益で純利益が前年比1045億円のマイナス1600億円でした。
2020年からの5年間で配当金が80円→160円に増配していて、業績にもよりますが今後も増配が見込める銘柄だと思います。グローバル企業なので円高の進行や、トランプ関税などの情勢次第では成長も鈍化していくと思います。
私が購入した時は、2020年のコロナ真っ只中でリモートワークが推奨されてオフィス需要が縮小した時のタイミングでした。いずれはオフィス需要も戻るだろうと思い購入した結果正解でした。株価も配当も倍になっていました。
株価 4402円 (100株)440,200円(25年4/28 取引終了時)
予想配当利回り 3.63% (1株)160円(予想)
現在利回り3.5%を超える高配当銘柄です。
株主優待の内容
権利付きは12月末まで100株以上保有していることが条件で、カレンダーがもらえます。
世界遺産や世界の絶景が堪能できるカレンダーが毎年届きます。
キャノンが今後も長期保有できる理由
1.事業が多角的である

売り上げの5割をプリンティング事業が占めているが、今後ネットワークカメラや半導体露光装置など成長が期待できる分野もあるので右肩上がりに売上を伸ばしていけると思います。
2.グローバル企業であること

世界各国で売り上げを確保できているので情勢不安などでどこかの国がダメになっても他の国で売上を見込めるのでリスク分散が出来ていると思います。
3.世界シェアトップ、上位の製品がある

オフィス複合機、レーザープリンター、レンズ交換式カメラ、FPD露光装置世界シェア1位でインクジェットプリンターや半導体露光装置でも上位のシェアを占めていて技術力の高さが伺えます。
4.研究開発に積極的で今後も成長が見込めること
売上高に対する研究開発費の推移です。

2023年の米国特許登録上位10位

キャノン米国特許登録件数推移

上の3つのグラフからわかる通り研究開発に積極的でキャノン独自の技術での差別化により製品の競争力を向上させて、世界シェア上位の製品をいくつも生み出してきたんだと思います。
上記のことからキャノンの株式はこれからも保有し続けていくと思うし、チャンスがあれば追加購入も検討していきたいと思っております。